今回は、民間企業から地方公務員に転職をして後悔したことについてお話をしていきます。
僕は18歳で入社して6年勤めた地元の中小企業を辞め、地方公務員(県職員)に転職をしました。
そんな僕と同じように、民間企業から公務員への転職を考えている方の中には、
・給与が上がる
・残業が減る
・安定する
・今よりも私生活が充実する
など、今よりも”安定したいい暮らし”が出来るようになると考えている人が多いと思います。
(むしろ、そうでない人はほぼいないかなと…)
しかし、現実はそんなこともなく、目的もなく転職をしてしまうと後悔することになる可能性が高くなってしまうでしょう。
民間から公務員への転職は、今までのキャリアを捨てることになりますし、失敗はできませんよね。
そこで今回は、民間企業から公務員に転職をした時の失敗談について紹介していきます。
そして、公務員転職のメリットと公務員転職を”安定したいい暮らし”に活かす為にはどうすればいいのかについても紹介していきます。
民間企業から公務員に転職をする理由
民間企業から公務員に転職を考える多くの方が、
・給与が上がる
・残業が減る
・安定する
・今よりも私生活が充実する
などの、公務員のメリットと今の職場環境を比較すると思います。
そういう僕も、毎月サービス残業が100時間を超えるような中小企業に勤めていて、残業のない公務員への転職を考えました。
その時、結婚して子どもがいて、子どもと遊ぶ時間なんて作れなくて、でも給与は安く贅沢をさせてあげられるわけではない。
だからせめて、家族の時間だけは確保して、家族のために父親として出来ることをやろう!と思っていたのです。
そこで公務員への転職を決めました。
つまり、
今よりも安定したいい暮らしを夢見て
民間企業から公務員に転職をしました。
安定志向で公務員になるのは絶対に辞めた方が良い
突然ですが、安定志向で公務員になるのは絶対に辞めた方がいいです。
その理由というのも、近年、人口減少により公務員の給与は減少に向かうと言われています。
その上、公務員の実質上のリストラも行われるようになってきていて、十数年後、公務員の待遇がどうなっているのかは全く分かりません。
そんな中で安定を求めて公務員になることはオススメ出来ない時代になっているといえます。
公務員への転職を考えるのであれば、メリットとデメリットをしっかり踏まえた上で自分の人生にとって得なのかを考えていきましょう。
民間企業から公務員に転職をして後悔したこと4選
そんな僕が実際に民間企業から公務員に転職をして後悔をしたことは、
① 意外と給与が安い
② サービス残業が多い
③ やりがいがない
④ 楽しくない
この4つです。
一つずつお話をしていきます。
① 意外と給与が安い
公務員というと、中小企業よりも給与がよくなるというイメージがあるかも知れませんが、ほとんどの場合で給与は減ることの方が多いです。
特に、残業代や夜勤手当などを多くもらっている方は高確率で減ります。
また公務員は年功序列になりますので、年齢が低いと本当に安いです。(僕の場合、手取りで18万円とかでした…)
もちろん、もともと残業が無いような会社や極端に給与が低い場合には上がることもあります。
② サービス残業が多い
僕が勤務していた場所が学校関係だったこともありますが、お客様(利用者)や先方の都合、トラブルなどで残業をせざるを得ないシーンは多々あります。
また業種によっては、早番や夜勤、戸締まりなど、勤務時間外での業務も多々あります。
災害やイベントには実働部隊として駆り出され、今回のコロナ対応などにも追われます。
そして、そもそもの残業代が年間予算の中で支払われるので、限度額が決まっています。
そのようなことから、残業代の支払われない残業が意外と多かったりします。
③ やりがいがない
会社員時代には、上司に頼まれた仕事は120%にして返そう!とか、仕事のやりがいがありました。
しかし公務員では事務的な作業が多く、決められた仕事を決められた分だけやればいいことがほとんどです。
(責任が無いのでこれはこれで良いのですが、、、)
そのため、仕事上でやりがいを生み出すのが難しい面があります。
④ 楽しくない
楽しくないというと「仕事ってそんなものでしょ…」と思われるかもしれませんが、
- 無意味な作業が多い
- アナログ作業もまだまだ多い
- 人生の中で活かせることが少ない
など、本当の意味で楽しみがないんです。
特に人生に何も活きないような無駄な作業をしている時間は本当に苦痛でした…。
民間から公務員に転職して良かったこと
とはいえ、民間企業から地方公務員に転職をして、良かったこともたくさんあります。
それは、平日、休日ともに自分の時間が増えたことです。
サービス残業や休出があるにしても、それでも民間よりは休みが多いし、有給もきちんと消化出来るので時間は圧倒的に増えました。
また仕事に対するプレッシャーやストレスも少ないため、心のゆとりも生まれました。
ブラック企業に6年勤めガッツリ乱れていた心身が健康状態に戻ったのは良かったです。
民間企業から公務員への転職が起業のキッカケに
そして、時間のゆとり、心のゆとりが生まれたことで、自己投資に時間をかけることが出来るようになりました。
本を読んだり、ネットで調べごとをしたり、実際にチャレンジをしてみたり、
- 株
- FX
- 仮想通貨
などの投資にも手を出し(大失敗に終わりましたが…笑)副収入を作ることに挑戦しました。
その中で、ブログで稼げるということを知りブログを始めました。
そして結局、ブログの収入が当時の2倍の収入を得られるようになって、このスキルを磨いていけば今よりもより良い暮らしが出来るようになる。
そう思い、フリーランスになることを決めました。
今よりも安定したいい暮らしをしたいと思った時に、公務員に転職をするよりも稼げるスキルを身につける方が現実的に良い選択だったのです。
公務員転職で後悔をしないために
安定を望むのであれば公務員転職はオススメしませんと言いましたが、安定した人生を送るための準備をするために公務員に転職をすることは得策かも知れません。
今後、長く安定した人生を送っていくためには、今のうちから稼げるスキルを身につけておくことが大事です。
そのスキルを身につけるためには、自己投資に使える時間を確保する必要があります。
もちろん、公務員は基本的に副業を禁止としていますが、スキルを身につけることは出来ます。
転職という大変な思いをしてまで、自分のキャリアを無駄にすることがないように、稼げるスキルを身につけるためにどういった選択をするのが最善なのかを考えてみましょう!
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