今回は、クラウドファンディングのやり方と、実際にプロジェクトを立ち上げる際の手順について解説をしていきます。
・新商品販売
・イベント開催
・災害復興支援
・サブスク型商品販売
など、クラウドファンディングを使って資金を集めようと考えるシーンはさまざまだと思います。
しかしどんな用途で使用するにも、基本的なやり方やプロジェクトの立ち上げ方は変わりません。
基本的に難しい作業もありません。
検索するとたくさんのノウハウが見つかり、
「えー、クラファンってこんなにも考えることややることがあるのかよ…」
と思われた方も多いと思いますが、そんなに難しく考える必要は何もありません。
まずは型どおりにプロジェクトを作成してスピード感を重視していきましょう。
それでは早速クラウドファンディングのやり方と、プロジェクトの立ち上げ方までの手順について解説をしていきます。
クラウドファンディングのやり方
今やクラウドファンディングは物珍しいものではなく、検索すればたくさんのノウハウが見つかります。
なお、どのノウハウを見ても数多くのよく分からない工程が用意され、クラファンって大変そう。ハードルが高い…。そう思っている人も多いのではないでしょうか。
クラファンを立ち上げるためには、
① 目的、目標金額を決める
② プラットフォームを選ぶ
③ プロジェクトページの開設
④ プロジェクト文章を作成する
⑤ リターン・返礼品を考える
⑥ 画像の作成、編集
⑦ 申請する
などなど、工程をざっとこれだけ並べてみるだけでも気が重くなりますよね。
しかし、これらの工程は手順通りに進めていくだけなので、とても簡単です。
分からない所は、各プラットフォームの担当者が教えてくれます。
ですので、時間さえあれば誰でもプロジェクトを作成することが可能です。
それでは各手順について詳しく解説をしていきます。
クラウドファンディングのプロジェクトの立ち上げ方
① 目的、目標金額を決める
まずはクラファンを立ち上げる目的と、目標金額を決めましょう。
目的なくプロジェクトを立ち上げようと思う方はいないと思います。
ですので、目標金額についてですが、目標金額には明確な根拠が必要となっていきます。
とりあえずザッと100万円で行こう!と思っても、
・なぜ100万円が必要なのか
・100万円が必要な理由
・100万円の具体的な使い道
これらをプロジェクトにきちんと明記する必要があります。
これをしないとプロジェクトが審査で通りません。
このように、100万円が必要な理由についてと、支援金の使い道を事前に明確にしておきましょう!
ますしっかりと金額設定することによって、今後のプロジェクトが設計しやすくなっていきます。
② プラットフォームを選ぶ
クラウドファンディングを立ち上げることが出来るサイトは数多くあります。
特に2020年現在では、飲食店に特化したサイトや地域活性化に特化したサイトなど、特徴的なサイトもいくつか見られるようになりました。
しかし、クラファン初心者であればまずは、クラウドファンディングの代表的プラットフォームである「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」を使用するのが間違いないです。
手数料や支援総額規模、そしてサポート体制などを考えるとCAMPFIREより優れたクラファンサイトはありません。
キングコング西野亮廣さんを始めとする吉本興業所属のタレントさんとのコラボプロジェクトであれば、吉本興業プロディースのシルクハットがおすすめです。
③ プロジェクトページの開設
プロジェクトを立ち上げるクラファンサイトが決まったら、実際にプロジェクトページを作成していきます。
その前に、利用するサイトのアカウントを作成する必要があります。
誰がプロジェクトリーダーなのか?という部分は、意外と支援者に見られるところです。
顔出しをしたりSNSアカウントをプロフィール欄で公開したり、信用を得られるように第一印象を良くしましょう。
④ プロジェクトページを作成する
プロジェクトページを作るにあたって、
・メインビジュアル
・プロジェクトタイトル
・プロジェクト本文
・お問い合わせ先の情報
これらが必要となっていきます。
一つずつ解説をしていきます。
メインビジュアル
メインビジュアルとは、トップ画面に表示される画像のことです。
この画像は様々なシーンでプロジェクトの顔になる部分です。
ですので出来るだけプロの方に依頼をするのがベストですが、画像作成ツール「Canva」を使用すれば簡単におしゃれなメインビジュアルを作成することが出来ます。
Canvaの使用方法や登録方法についてはこちらの記事で紹介をしています。
プロジェクトタイトル
プロジェクトタイトルも、メインビジュアル同様にプロジェクトの顔となる部分です。
支援者の方がパッと見でこのプロジェクトが何のプロジェクトなのか?ということが分かるようなタイトルにしていきましょう。
伝わりにくいタイトルにしてしまうと、支援者に興味を持ってもらえないプロジェクトになってしまいます。
プロジェクト本文
プロジェクト本文では、
・プロジェクトをなぜ立ち上げたのか
・プロジェクトを達成したらどうしたいのか
・プロジェクト立ち上げまでのいきさつ
・自己紹介
・支援金の使い道
・リターンの説明
この辺が抑えられていれば十分です。
なお、プロジェクト本文次第で支援額は大きく変わっていきます。
具体的には、プロジェクトの目的をただ伝えるのはNGです。
むしろ、プロジェクトを立ち上げるまでの経緯など、立ち上げまでのストーリーをしっかり伝えられる本文にしていきましょう。
お問い合わせ先の情報
プロジェクト本文には必ずお問合せ先の情報を載せましょう。
SNS等があればSNSのアカウント情報や、HPの情報なども載せましょう。
⑤ リターン・返礼品を考える
プロジェクト本文が書けたら次はリターンと返礼品です。
リターンは何でも良いということはありません。
ご自身で責任を持って販売することが出来るもの
に限ります。
他人の商品や、必要免許、使用条件を有していないものに関しては、リターンに設定することは出来ません。
(他人の商品でも使用許可があれば大丈夫)
また、リターンの金額と内容が著しく相違しているものもNGとなります。
同様に、リターンの金額の正当性が証明できないものもNGです。
つまり、難しいことは考えずに、今自分が持っているモノの中からリターンを出すのが一番ということです。
有形物のリターンについては次のことについて注意しましょう。
販売権利がないもの
- 酒類
- 乳製品
- 食品
これらをリターンに設定するには、これらをネットを使って販売することが出来る権利を持っている必要があります。
また、
- 医薬、医療品
- 動物
- 昆虫等の生物
など、販売に関する免許や資格条件を満たしていないもの、
- 著作権
- ライセンス
などが関わるリターンも、必ず権利があることを確認されます。
金額の正当性が証明できないもの
- 定価が1000円のものを10000万円人してリターンで出す
- リターンによって金額が変わっている
- 明らかに金額がおかしい
など、リターンの金額の正当性が証明できないものは審査が通りません。
詳しくはキャンプファイヤーの公式サイトを参考にして下さい。
⑥ 画像の作成、編集
メインビジュアル以外にも、プロジェクト本文やリターンなど様々なシーンで画像が必要となっていきます。
画像は文章よりも分かりやすく情報が伝わりやすいため、重要なポイントでは画像を使っていきましょう。
(少なくとも各リターンには画像が必要です)
その際にしっかりと必要な情報が乗っている画像だとより良いです。
成功しているプロジェクトなどを参考にしていきましょう。
⑦ 申請する
ここまでの作業が終わったら、プロジェクトを申請しましょう。
申請後、審査が通ると自動にプロジェクトが開始されるということはありません。
審査後であっても、プロジェクトを公開せずにプロジェクトを編集することは可能です。
むしろ、初めてのプロジェクトの場合には担当者から様々な確認作業が入ります。
審査は通常1週間ほどと言われていますが、確認作業などで結局2~3週間かかることも珍しくありません。
ですので、早め早めで審査には出しておくことをおすすめします。
クラファンを成功させるために必要なこと
ここまでザッと、クラウドファンディングのやり方とプロジェクトの立ち上げ方について解説をしてきました。
難しい作業は何もなく、誰でも簡単に(もちろん時間は必要です)プロジェクトが立ち上げられることを分かっていただけたと思います。
そして最後に、プロジェクトを大成功させるために、次の2点を意識してみて下さい。
① ストーリーを伝えること
② SNSを活用すること
この2点を意識することで、僕は目標達成率303%、支援総額1500万円以上の支援を集めることが出来ました。
こちらの記事で、実際のプロジェクトの内容も含めて詳しく解説をしています。
またクラウドファンディングに関するご質問等もお受けしています。
お問合せフォームやTwitterアカウント(@isao_ownlife)までご連絡下さい。
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